
銀行辞めたいと思っている人は、このブログを読んでから辞めてください。
銀行のギクシャクした人間関係や上司からのパワハラ、モラハラ、仕事が終わっても飲み会が多くて悩んでいる銀行員も多いと思います。
普通の会社では考えられないくらいノルマがきつく、毎日が辛くて銀行を辞めたい人もここにある5つの事を読んでから銀行員を続けるか転職するか決めて下さい。
銀行を辞めたい人に読んでほしい5つの事
銀行がつらくて辞めたいと思っている人は、ここに書いてある5つの事を読んでから仕事を辞めるか、続けるかを決めて下さい。
私もメガバンクで8年間働いていますが、非常にストレスが溜まって何回も辞めたい!と思った事があります。
銀行で働く前と後では、イメージが全く違いました。
私の場合は、職場の人間関係が嫌でしょうがなかったです。
特に、上司とはどうしても気が合わず、何回も泣きそうになりました。
出世競争が激しい銀行では上司の力が強く、出世に関心の無い私はイライラしっぱなし
でも、がんばって続けることができました。
続けられた理由を私なりに考えてみました。
銀行を辞めたい人の理由
銀行をやめたい人の理由で多いのが、人間関係が悪い、ノルマがきつい、社内競争が激しい、飲み会が多いなどです。
普通の企業でも、上司との人間関係や営業成績のノルマがきついと思いますが、圧倒的に銀行のほうキツイです。
出世競争の激しい銀行の評価基準が、支店、グループ、個人の順で評価されるので、個人成績が良くても支店の評価が悪ければ出世ができません。
なので上司は、厳しく部下に当たります。
支店長が、数字、数字と厳しく言うのは、支店長の出世があるからです。
銀行の総合職として入行し、バリバリ出世をしたい人は、激しく部下を罵倒し、詰めます。
これが、銀行の悪い悪循環です。
印鑑の漏れ、サイン忘れなどで、金融の事故となれば支店の評価も下がり、ボーナスも少なくなります。
ミスをしては行けない銀行の出世では、金融事故を起こしてしまえば、出世にも響きます。
出向で終われば良いですが最悪の場合、刑務所に行く場合もありますので、銀行員は毎日ピリピリと働いています。
これも、ストレスが多い銀行独特の職場環境かもしれません。
人間関係が悪い
人間関係が悪い銀行では、原因が大きく分けて2つあります。
「上司と部下」、「パート同士の対立」です。
上司と部下の対立は、どの会社でもあると思います。
銀行が独特なのは、エリートコースに乗っている上司が年下になる場合があります。
私も経験しましたが、年下に言われる事がどうしても納得できませんでした。
今思えば若かったと思いますが、年上に言われる説教なら納得できますが、年下に言われてはどうして納得できませんでした。
ある時から「仕事は仕事!」と割り切って考える事にしたので、自分でも受け入れることができました。
やっぱり、社会人としてお金をもらって仕事をしているので、学生のアルバイトとは気持ちを切り替えて、年下の上司でも受け入れることにしました。
今思えば、学生気分が抜けていなかったかな?
パートさん同士の対立も、銀行で人間関係が悪い理由の一つです。
パートさん同士の対立なので直接影響はありませんが、職場の雰囲気を悪くします。
対立する原因は、とても些細なことですが、銀行員のパートさんはプライドが高く収拾がつかなくなる事が多いです。
お昼休憩の時も、逆にパートさんに気を使ってしましい、全く休まることがありませんでした。
そういった環境で生活していると、影で自分の悪口を言われているんじゃないか?と考えてしまい、家に帰っても頭から仕事の事が消えませんでした。
ノルマがきつい
銀行の評価システムがノルマを厳しくしています。
銀行では、従業員を評価する方法は、数字の評価しかありません。
営業であれば、目標の達成率、売上げの数字だけで評価されます。
営業のノルマのない事務職の私の場合は、減点方法で評価されます。
どれだけミスがあったか?ミスがなければ、評価は下がりません。
記帳漏れなどのミスが抜けてしまった場合は、評価が下がります。
銀行を辞める人は、営業職の人が多いです。
ノルマが達成できないと、支店長や上司にひどく詰められます。
それが、うつ病や精神疾患などを引き落として銀行を辞めていく場合があります。
「成績が悪いと自分の出世に影響が出るので、部下を罵倒!」
この負のループが銀行員を追い込みます。
また、手数料収入などの銀行内収益も悪化しているので、営業に掛かるプレッシャーが非常に大きいです。
競合他社では「保険の窓口」などの保険専門のコンサルタント会社が多く出ている事で、銀行が保険商品や金融商品を売りにくい状況が続いています。
保険専門店では、商品ラインナップが銀行の倍なんて事もありますので、銀行の販売環境が非常に厳しいので、そのノルマの達成が非常に厳しいのが現実です。
飲み会が多い
銀行の飲み会が多いのも、銀行を辞めたくなる人の理由の一つです。
銀行員は単身赴任者が多いので、飲み会が頻繁に開催されます。
仕事で疲れているのに、仕事が終わってからまた飲み会!なんて事も良くあります。
飲み会もすぐには終わらず日をまたいでしまい、次の日の朝7時からまた同じメンバーで仕事になるので精神的に参ってしまいます。
飲みにケーションという言葉がある通り、飲み会では仕事以外のコミュニケーションを取れて良いですが、上司も同席しているので本音では話せないのが実際です。
出世に必要なのは営業成績だけではなく、社内営業の必要なので上司から飲み会に誘われたら断れないです。
体育会系の飲み会も多い銀行では、部下や後輩が雑に扱われます。
参考:銀行は飲み会が多すぎ!正しい断り方 新人が気をつけるマナー
出世など社内競争が激しい
銀行のポストは限られているため、出世による社内競争が非常に厳しいです。
銀行の組織図はピラミッドのようになっている為、出世をする毎に上へ上がるポストが少なくなります。
新入社員で入行した同期の中で、銀行本体の役員になれる人数は3人くらいです。
それほど出世が厳しい銀行の世界です。
出世が出来なければ出向という形で関係企業へ派遣され、2年後にはその会社の社員となり、銀行は退職となります。
銀行の出世競争は、入社前から始まっていると言われています。
入社試験際に気になる人は点数がつけられて、銀行の出世街道の大本命、人事部への配属も決められていると聞いた事もあります。
限られたポストを争う出世レースは、休まる事を知りません。
一回でも、ミスや出世から遅れてしまっては、挽回することは不可能です。
これだけ出世、出世と言われている銀行なので、常にピリピリムードなのです。
本当に出世レースで疲れて銀行を辞めてしまう人も多いです。
銀行員を続けるメリット
こんな厳しい銀行ですが、銀行員の続けるメリットもあります。
銀行は、出向が出ない限り終身雇用です。
銀行内で問題を起こしてしまったとしても、まず首にはなりません。
銀行が懲戒解雇をするのは、資金流用など本当に重大なミスぐらいです。
なので、普通に仕事をしていれば終身雇用です。
出世街道を外れたからといって直ぐに出向にはなりません。
銀行が残ってほしい人はしっかりと50歳後半まで働く事が出来ます。
そして、銀行としての資本がありますので、銀行は潰れる可能性は極めて低く銀行は終身雇用なのです。
万が一、仕事でミスをしても直ぐには出向になりません。
特にメガバンクでは、従業員も多いのでそれなりの部署が存在しています。
それは、管理部です。
ここは通称、「左遷前の部署」と呼ばれている部署で、何か問題を起こした人が行く部署で特に仕事はありません。
ただ、出社するだけです。
銀行としても、仕事をさせて何か問題を起こすよりは、何もしない方がありがたいので、この部署で勤務してもらいます。
出向先が決まれば、銀行を離れて違う企業で働きます。
潰れる可能性が低い銀行なので仕事でミスをしない限り終身雇用と言えます。
つまり、銀行員を続ける限りお金には困りませんので、銀行員を続けるメリットは十分にあると思います。
銀行員を辞めた時のデメリット
そんな銀行員でも、辞めてしまった場合のデメリットもあります。
金融業界以外に転職する場合、仕事を1から覚えないといけません。
仕事を1から覚えるって結構、キツイと思います。
銀行に勤務して社会人経験もある方でも、0からのスタートになるので精神的にも辛いと思います。
保険や証券会社に転職する場合は、ある程度応用が効くと思います。
銀行で養った金融の知識や営業のスキルが活かせます。
しかし、全てのスキルを活かす事は出来ませんので、転職先の企業でしっかりと勉強する必要があります。
何事も郷に入ったら郷に従えという言葉があるように、転職先の企業で1から勉強する心構えが必要です。
私の様な事務員などは、次の転職先でもあまりデメリットは無いと思われます。
伝票の処理や入力の仕事を続けていましたので、一般企業の総務や経理などで引き続き仕事が出来ると思われます。
但し、女性銀行員の一番の問題は年齢です。
年齢は高すぎてもいけません、30歳までが良いと言われています。
本気で転職を探している方は、急いだ方が転職出来るチャンスが増えると思われます。
私の続けられた理由
正直私も何回も銀行を辞めたいと思った事があります。
それは入社して3年目の時です。
ある程度仕事にも慣れてきれ、自分に対しても甘えがあったのかな?
と思いますが、仕事に対しても何となく抜くところは抜いて頑張っていました。
良く言えばメリハリをつけて仕事をしていましたが、悪く言えばさぼっていたと思われても仕方ありません。
朝の挨拶をしっかりせずに、支店長にめちゃくちゃ怒られた事があります。
でも今でも、銀行員を続ける事が出来ています。
なぜ、続けてこれたのでしょうか?
給与は払われる
銀行は非常に安定しています。
給与の支払いが滞ってしまったら、銀行の信用問題が生じますので、必ず給与は支払われます。
残業代もしっかり払われますので、サービス残業とは無縁です。
転職する理由に、給与が安いという人もいます。
正直私の給与はそれほど高くないです。
でも、他の企業に転職したからといって、年収が上がるとも思いません。
辛いですが今のまま働いている方が良いと思い銀行員を続けています。
出向したとしても、職に困る事は無い
銀行に勤めていたら、横領事件などの問題を起こさない限り首になる事はありません。
銀行内でポストが無くなった場合、関連企業への出向となりますので、仕事に困ることはありません。
つまり、銀行に勤めていれば、非常に長くサラリーマン生活が送れます。
転職が出来るスキルはありますか?
銀行員のスキルはあまり応用が効きません。
銀行員から一般企業への転職の場合、ほとんどの企業で新入社員と同等の扱いとなります。
1から新入社員の気持ちになって仕事を覚える事は出来ますか?
私の場合は、正直無理だと思ったので、銀行員を続ける事にしました。
給与も大きく変わらないのだから、仕事は仕事と割り切って働こうと決意しました。
他の会社に行ってもストレスは減りますか?
人間関係が悪い銀行はストレスも非常に多いです。
上司部下の人間関係、パートさんの対立などストレスの多い銀行ですが、他の企業でもそうなのでしょうか?
一般企業に勤めている大学の友達に聞きましたが、友達の会社でも人間関係は悪い事もあるようです。
銀行ほどヒドイとは言っていませんでしたが、どんな会社でも人間関係が悪い事は多くあります。
出世競争が非常に激しい銀行なので、部下を罵倒しギクシャクする職場が生まれ、人間関係が悪くなっていく銀行ですが、どんな会社にでもストレスは存在するので、頑張って行こうと決心しました。
仕事を1から覚える勇気はありますか?
これが銀行で残って働いていこうと決めた一番の理由かもしれません。
自分が若い時だったら、良いかもしれませんが今は30歳です。
ここから1から仕事を覚えて、年下の上司の元で働くなんて考えられませんでした。
仕事は仕事と割り切って頑張って銀行員を続けようと思いました。
職場環境も変わればストレスも増えるだろうし、このまま続けようと。
本当に辞めたい人へ
ありがとうございました、志保でした。まずは、色んな人に相談をしてみましょう。
友達や両親でも良いので、誰かに相談して色々な意見を聞いて下さい。
ある人は「辞めれば良いじゃん!」と言うかもしれません。
別の人は「せっかく銀行に勤めているんだから辞めるのはもったいない!」と言うかもしれません。
色々な意見を聞いて自分なりの意見をまとめるのが良いでしょう。
もしかしたら、自分の考えていた会社の嫌な事なんて、どの会社でも起こりえる事かもしれません。
悩んでいると非常に、視野が狭くなってしまいます。
周りの意見に耳を傾けるのも良いかもしれまんね。
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